バングラデシュの衣料品輸出が急上昇

バングラデシュの衣料品輸出は2008年6月期には17%近く上昇し107億ドルに達し、7月だけで75%上昇した。バングラデシュ政府の輸出促進局によると。

バングラデシュ衣料品製造・輸出協会（BGMEA）の会長を務めるParvez氏は、「2008-09年度には130億ドルの輸出が見込まれている。多くの大きな工場が拡張されているのは、ウォルマートなどの購入業者からの注文が増えているためだ。2013年に250億ドルの輸出目標を達成することを決めた」と述べた。

専門家によると、中国でのアパレル工業は、高賃金による豊富な安価な労働力が終了し、成長が遅れているため、バングラデシュの世界最大の調達業者に対する魅力が高まっているという。世界のアパレル市場では、中国は依然として支配力のある競争国だが、競争力はもはやない。

バングラデシュの私営南東大学紡績学院の院長Murad氏は、「バングラデシュのアパレル工場の賃金は中国の3分の1だ。現在、私たちより労働賃金が低い国はない。電力問題が解決すれば、成長に制限はない」と述べた。

アパレル貿易はバングラデシュ製造工業の礎石であり、バングラデシュの総輸出の80%を占め、工業就業の40%を占めている。バングラデシュのアパレル労働者の最低賃金は毎月25ドル。バングラデシュの人口1億4400万人のうち、40%が貧困線以下で暮らしており、貧困家庭は彼らの収入の70%近くを食品に消費している。